美羽がカウンターキッチンから
顔を覗かせリオに声を掛ける


『ねえ リオ なに飲む?お酒?コーヒー?それとも…』


リオはベランダで夜風に当たっていた


『う〜ん ミネラル ウォーターがいいな』


『ミネラル…って どうして 水なのよ?(笑)』


『酔って寝てもいいなら飲むよ 
コーヒーは食後がいいしね(笑)』


冷蔵庫を開閉する美羽の華奢な腕を
ベランダからリオは眺めた


『ねぇ リオ シャンパンがあるの…
乾杯しましょう』


ボトルとグラスを二つ持って
美羽はキッチンから出てリオを促す


『シャンパンで乾杯って…なにかのお祝い?(笑)』


『リオが部屋に来てくれた 初めての夜 だから乾杯よ』


テーブルにシャンパンとグラスを置き
微笑む美羽の手を
リオは引っ張りベットに連れて行く


『…えっ…リオ…』


ベットにゆっくり沈む美羽に被さり
リオは指先でバスローブの紐を解く

『あんっ リオ…』


『乾杯は あとでいいじゃん…』


『アァンン…リオ……』


美羽はあらわになる裸身に恥らいながら
リオの首に巻きつく


『あぁ…嬉しいわ リオの瞳に私が映ってる…』


恍惚の表情の美羽の白い胸にリオは指先を滑らす


『美羽(みわ)…って美しい羽って書くんだね…』


『えぇ…そうよ…』


『みわの…羽を…全部むしりとりたい…』


美羽の乳房を両手でリオは揉みあげるように掴む


『リオ…アァァ…』


ベットの上で絡み動く艶かしいふたりの姿態が
スタンドミラーに映っていた


仰け反る美羽の肩を噛むリオ


『ねぇ…リオ 欲しいの…もっと…』


悶える美羽からリオは身体を離すと
ベットから下りテーブルに向かう


『リオ…』


『美羽…そろそろ 乾杯しようか(微笑)』


リオはグラスにシャンパンを注ぎながら
ベットの美羽にウインクした


…それってもう帰るって言う意味でしょう

いやよ リオ 帰らないで

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乾杯

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