Runa&Emi(ルナ&エミ



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                     【〜MORE LOVE〜】


                            
バスタオルで包まれた濡れた髪が
ベットのシーツに広がる・・・


「・・・ルナ・・・シーツが濡れちゃうわ・・・」


「いいの・・・大丈夫よ・・・エミィ・・・」


ベットの上
タオルで私の髪の滴をやさしく拭きとるルナに
涙があふれそうになる・・・


髪を乾かす僅かな時間さえ・・・離れたくない


そんな我侭な私の身体を濡れたまま・・・


ルナはベットへと運んでくれた


「会いたくて・・触れて欲しくて・・・たまらなかったのルナ」


「私も・・エミィが欲しくてたまらなかった・・・」


見つめる黒いルナの瞳に今夜も私は溺れてしまう






ルナの繊細な愛撫すべてに痺れ歓喜する私の身体


今夜は・・・BGMは鳴らしていない


この部屋に今・・・響くのは
二人の乱れた息遣いととまらない切ない喘ぎ声だけ



耳たぶを甘く噛むルナの熱い吐息がかかるだけで
溶けそうになる・・・


首筋を這うルナの唇


「うなじがきれい エミィ・・・」


「あぁぁ・・・ルナ・・・」


ルナの唇がすこし触れるだけで感じてしまう


「エミィ・・・愛してる・・・」


耳元で囁きながら私の腰を抱き引き寄せる


「ルナ・・・ずっと抱いていて・・・お願い・・・」


シーツを掴む私の手を解き・・・指を絡めるルナ


ベットから何度も落ちそうになる私の腕をひくルナ


ルナが動くたび 私の身体が悲鳴をあげる


「あぁぁ・・・ルナ・・・壊して・・・わたしのこと・・・」




絡み合い愛し合うふたりを
僅かなカーテンの隙間から覗く
蒼くぼんやりしたPale moonが見ていた







「ねぇ ルナ・・聞いてもいい?」



ルナの首筋に顔を埋めたまま質問する



「なに・・・?」



「リツコさんと一緒に住んでたんでしょ?」



「・・・」



無言のまま ルナが指先で私の前髪を掬う



「ミチコさんからきいたの?」



「うん・・・」



頷く私の頬を撫でるルナ



「住んでたよ・・・」



「ねぇ リツコさんはルナの恋人だったんでしょ?」


「・・・」


私から視線を逸らしルナは天井を見つめ
大きく息を吐いた・・・


「リッコとはずっと親友よ・・・でもね・・・」


「でもね・・・って?」