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Runa&Emi(ルナ&エミ


INDEX


                          【“溢れる愛”】

                            



窓の外は、照りつける日差しが眩しい真夏の午後 

カーテンを引いた部屋
エアコンが程よい冷たい空気を漂わせている
コンポから低く流れる・・BGMはリズム&ブルース

 


ベットの中で私は、ルナの指先の魔法に酔っていた


『ね、エミィ・・・、もしかして・・・我慢してる?』


人差し指を噛む私 その手の甲にくちづけをし
ルナは動きをとめ・・・問いかける


『・・・えっ・・・なにを?』


『・・・声・・・』


笑みを浮かべ見つめるルナの瞳に、さらに熱く溢れるものを感じる


『・・だってこんな時間だもん・・・聞こえちゃうじゃない・・・』


『ふふっ・・・、大丈夫 ここは端部屋 隣は空室よ』


『・・でも・・・』


『こんな真夏の休日の真っ昼間・・・部屋に皆、いないって(笑)』


ルナは、半身を起こしベットから届く位置にあるコンポに
手をのばすと音楽のボリュームを少しだけ上げた・・・


『これで、OK・・』ルナが私にウインクした


スローな・・・切ないラブバラードが静かに響く


『エミィ・・・、昨夜の方がきっと聞こえてる・・・(苦笑)』


隣に、身体を滑り込ませて
私の唇を悪戯っぽく突付く


『・・もぅ〜・・・ルナったら・・(赤面)』


ルナの額に滲む汗に・・・張り付く髪を指先で掬う


『ねぇ・・・ルナ・・・暑い?・・・』


『・・・うん、暑い〜 でも、エミィの方がね もっとアツイ・・・ほら・・・』


ルナがツゥーと指先を滑らせ私の蜜の溢れる部分に触れる


『・・アァン・・・』


仰け反る私の長い髪をかき上げながらルナが耳元で囁く・・・


『我慢しなくていいよ・・・。エミィの声をもっと聞かせて・・・』


熱い吐息が、湿った感触にかわるのを感じた
ルナの舌が耳を這っていた・・・唇で耳朶を柔らかく咬む


『あぁ ルナ・・・ 私・・・なんだかおかしくなりそう・・・』


首筋・・・鎖骨・・・胸元へと移動し滑り這うルナの舌
しるしをつけた部分が溶けていくような感じがした


乳房を愛撫しながら 乳首を口に含み舌先で転がす


『アァン・・・ン・・・ルナ・・・』


たまらず・・・ルナの背中に爪をたて肩を噛んだ・・・


ルナの髪に指を絡ませ埋めて身を捩る
ベットの海の中・・・私は深く深く溺れていた・・・

ボリュームを上げたBGMの音をかき消す・・
淫らな音色の私の声は、部屋中に響いていた


下腹部に滑らすルナの指が捉えた花弁の蕾
触れそうで…触れない
わざと焦らすようなルナの指の動きがもどかしい


『ねぇ・・・、焦らさないでお願い・・・ルナ・・・』潤んだ瞳で哀願する


そんな言葉を発する・・・私の唇を塞ぐルナ


『・・・うふっ・・エミィ・・・、こんなにあふれてる・・・』


溢れる蜜の中に深く・・・指を入れ律動しながら 
顔を下腹部に移動させ・・・花弁の部分に舌を這わせた・・・


『・・アアァ・・・イイ〜・・・アアァ・・・』


枕が落ち、手繰るシーツと一緒にベットの淵から落ちそうに
何度もなった


痺れる快感の中 夢中でルナにしがみついていた
落ちないように・・・


ルナの肌の体温と柔らかさが・・・私を包む
重ねた肌が溶けてひとつになればいい・・・そう思った


『あぁ・・・、ルナ 愛してる・・・』


『エミィ・・・かわいい・・もっと感じて・・・もっと・・・見せて・・・私だけに・・・』


乱れた吐息が絡み合い・・・淫らな声が止らない


『ずっと、こうして抱いていて・・・ルナ・・・』



“溢れる愛”で貴女をずっと包んでいたい・・・
コンポから、そんなLOVESONGが流れていた・・・



真夏の午後 エアコンを効かせた部屋の中で
時間も忘れて・・・夜が更けるまで・・・
何度も何度もふたりは、愛し合った・・・