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   Runa&Emi(ルナ&エミ


 
INDEX


                       【“腕の中”】

                            


ドアの前で深呼吸をし、インターホンを押す


ピンポーン〜♪


『ハイ、どちら様ですか?』


かしこまったルナの声がした・・。


『あの〜私、アイス宅○便で〜す』


『はあ〜?ちょっと待ってくださいね』


ルナが、笑いながらドアを開けた・・・


『エミィ〜』


ルナは、私の手を引いてドアの鍵を閉めた


アイスの入った袋を差し出すと


『受領印はここでいい?』


ルナは、私の唇を人差し指で押さえ見つめた


頷きながら・・・ルナの潤んだ瞳に
吸い込まれるように自分から唇を重ねた


お互いの、唇の形を確かめあう舌先が
ディープな動きで、口中で絡まりあう


やがて、ルナの唇が首筋に移動した・・・


『アァン…ダメよ また溶けちゃう・・・』


ルナが持つアイスの袋を目で示す


『そうだね〜、じゃあ冷蔵庫まで移動(苦笑)』


手を繋ぎ、キッチンに移動した
アイスをしまい、冷蔵庫を背に…再びkissをした


『うふっ、玄関の次はキッチン・・・』


ルナの鼻先に、額をくっ付ける


『エミィを見てると、どこででもしたくなる』


『Kissだけ?』


『ううん・・もっと・・・色々なことも・・・』


『ルナったら・・(赤面)』


『エミィ 素顔で、飛び出していったの・・・』


私の頬を両手で挟んでルナは笑った


『そんなに見つめないで・・・恥かしい・・・』


『素顔の方が可愛いよ・・・エミィ』


『でも、素顔で外歩いてたなんて 紫外線にやられて
エミィのお肌は・・・もうボロボロじゃない〜(笑)』


『ううん〜、途中で、日焼け止め塗ったの・・・だから、大丈夫
でも、一杯 汗かいちゃったぁ・・・急いで戻ってきたから・・・』


ルナの胸に甘えるように顔を埋めた


『ごめんね・・・エミィ』


ルナは、私の髪を撫で・・しばらく抱きしめていてくれた

ルナの腕の中にいれば、何もかも忘れられた
マユの事も・・・
何があったかなんて
もうどうでもいいと思った

もうなにも、いまは訊きたくなかった・・・


『エミィ、汗流しにいこう・・・』


ルナは、腕を解くと
私の手を引いてシャワールームに向かった・・・