TYPE HTML PRuna&Emi(ルナ&エミ)partV


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  【mellow Love】

                            


部屋に響く…mellowなLove song


『エミィ ワインでいいでしょう?』


グラスをテーブルに置くルナの前に立ち
わたしはキャミソールの紐を落とす


『ねぇ…お酒より…先にルナに…酔いたいの…』






ルナはKissの途中


BGMのボリュームを少し上げる


そう…それが…合図


長いKissからはじまる ふたりの甘美な時間


Deepに絡まりあう舌先にあふれる唾液は媚薬にかわる 


あぁ ルナ… 


今夜も貴女の魔法で私の全身が溶けていく 


わたしを酔わせて…


そして狂わせて…






どれくらい…時間が過ぎたのだろう


重なった身体はまだ波打っていた…


わたしは陶酔の海のなか何度も溺れた


甘く痺れたままの身体は
ルナの体温に包まれていた


足元に絡むシーツをはねながら
ルナがベットから落ちたブランケットを
引きあげ肩にかけてくれた


目を閉じて心地よい余韻と温もりを感じていた


『エミィ…』


ルナが指先で私の髪を梳く


ゆっくり目を開けると
ルナの瞳が真上にあった


『ねぇ…ルナ』


『…ん…何…?』


真上から見下ろすルナの目蓋に指先で触れる


『…ルナの黒い瞳が好き(微笑)ちょっと潤んだこの瞳が好き
ねぇいま瞳に映る私はルナの中で泳ぐ人魚みたいよ…』


『ふふっ…エミィ 泳げないくせに…(苦笑)』


『そうよ〜意地悪ね でも ルナの中でなら溺れても平気よ…』
『いつだって…私はルナに溺れてるわ…』


ちょっぴり恥らいながら目蓋から指を滑らせ唇をなぞる
その私の指をルナは唇で捉え噛んだ


『…アァン ルナ 強く噛まないで…』



ルナとこんな戯れの時が一番幸せだった 
二人の愛はゆるぎないもの 


どんなことがあっても
離れない…


そう信じていたのに
なのに…

ほんの些細なことで…
ふたりの愛に亀裂がはいるなんて…






ルナはベッドから下りバスタオルを差し出す


『エミィ〜 もう一度シャワーしてきなよ それからあの珍味(笑)食べよ〜』


『うん…じゃあ ちょっと休憩ね〜(笑)』


『そうね…休憩ね(笑)ねっ…一緒にシャワーする エミィ?』


『ううん ひとりで入ってくる 待っててね ルナ〜♪』